「文章が分かりにくい」「誤解をうむ文章になっている」
っていわれたんだけど、どうしたらいいんだろう…
このようなお悩みはありませんか。
理由の1つは曖昧表現があるからです。
曖昧表現は、読み手により受け取り方が変わってしまう曖昧な表現のこと。
自分が伝えたいことが正しく伝わらないため、避けた方がよいでしょう。
本記事では、曖昧表現とは何かやよくある曖昧表現の例、避ける方法を解説します。
ぜひ最後までご覧ください。
曖昧表現はなぜダメなのか?
曖昧表現は、具体的な情報を入れず読み手により解釈をさせる表現のことです。
例えば、下記をご覧ください。
例
曖昧表現の文章
このサプリは、ダイエットに非常に効果的です。
毎日、日中に飲むとよいでしょう。
ただし、飲みすぎると逆効果になるので気をつけてください。
曖昧表現を修正した文章
このサプリは、月3キロのダイエット効果があります(※個人の意見です)。
毎日、昼食後に飲むとよいでしょう。
ただし、1日に3つぶ以上飲むと逆効果になるので気をつけてください。
例文を読んでいただくと分かる通り、曖昧表現は情報がスカスカで伝わってこない感じを受けませんか。
Webライティングなど、不特定多数の人が読むものは、受け手により解釈が異なり自分が伝えたいことが伝わらない可能性があります。
また具体的な数字などが入っていた方が信頼性が増し、インパクトがある文章になるでしょう。
そのため曖昧表現は避け、できるだけ具体的に書きましょう。
よくある曖昧表現の例
それでは具体的に、よく使われる曖昧表現の例を解説します。
とくに気をつけた方がよいのが、形容詞や副詞です。
状態や加減に関係 する曖昧表現 | とても、かなり、非常に、すごく、だいぶ、ちゃんと、しっかり、かなり、 ずいぶん、すぐに、ときどき、たまに |
数字に関係する 曖昧表現 | たくさん、安い、高い、広い、狭い、多い、少ない、若い、年老いている、 長い、短い、重い、軽い |
こそあど言葉系 の曖昧表現 | あれ、これ、それ、どれ、以前、先ほど、この後、後述、前述、あのとき、今度 |
こそあど言葉について詳しく知りたい人は「こそあど言葉 (指示語)の種類と使うときの注意点3選まとめ」をご覧ください。
曖昧表現を避ける方法
曖昧表現を解説しましたが、最後に避ける(変換する)方法を紹介します。
他のものやことと比較する
状態を表すときは、何かと比較をすると伝わりやすくなります。
例えば「とても大きい」より「東京ドームより大きい」とした方が、大きさのイメージが伝わります。
具体的な数字を入れる
数字にできるものは、数字を使いましょう。
例えば「値段が高い」に対して、1,000円で高いと感じる人と10,000円で高いと感じる人がいます。
具体的にいくらなのかを明確にすれば、正確な情報が伝わります。
固有名詞などを使う
こそあど言葉は、非常に便利です。
何度も同じことを書くと「くどい」と感じたり、不要に文字数が多くなるときに使いたいと考える人もいるでしょう。
ただWebコンテンツは、必ず全てを読むわけではなく、流し読みをする人も多くいると思います。
そのため、こそあど言葉が多いと何を指しているのか分からなくなってしまうこともあるでしょう。
こそあど言葉を使いすぎず、固有名詞なども使うようにしましょう。
まとめ
本記事では、曖昧表現とは何かやよくある曖昧表現の例、避ける方法を解説しました。
曖昧表現は、つい使いがちですが、正しい情報が伝わらないため避けた方がよいでしょう。
他のものと比較する、数字を使う、固有名詞を使うなど、意識してください。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。