箇条書きってたまに使うけど、書き方のルールってあるのかな?
そもそも箇条書きのメリットって何だろう…
このようなお悩みはありませんか。
箇条書きは、複数の項目を1つ1つに分けて書く表現技法です。
長文の場合は、区切って要点だけを書くことになるため、簡潔に伝わりやすい文章を書くことが可能。
本記事では、箇条書きのメリットや書き方のルール3選を解説します。
ぜひ最後までご覧ください。
箇条書き のメリットとは?
箇条書きは、複数の項目を分けて書く表現技法です。
例えば下記をご覧ください。
例
文章
私はこれまで、ロシア、タイ、ベトナム、シンガポール、トルコ、イタリアなどに行ったことがあります。
箇条書き
私はこれまで、下記の国に旅行に行きました。
・ロシア
・タイ
・ベトナム
・シンガポール
・トルコ
・イタリア
箇条書きの方が、パッと見て分かりやすい文章になりませんか。
それではメリットを2つ解説します。
情報が伝わりやすい
1つ目は、情報が伝わりやすくなることです。
文章は長くなればなるほど、伝わりにくく(理解しにくく)なります。
箇条書きであれば、要点が絞られるため1文1文が短くなり、理解しやすいでしょう。
さらに、冒頭に「・」や数字がつくため読者が注目しやすく、より分かりやすくなります。
また長文になれば、ねじれなどの文法的なミスが起こりやすく、書き手側も箇条書きの方が文章を書きやすいでしょう。
ねじれについて詳しく知りたい人は「係り受けとは何か分かりやすく解説!ねじれを起こさないポイント5選」をご覧ください。
全体像を把握しやすい
2つ目は、全体像を把握しやすいことです。
1つ目の情報が伝わりやすいことと似ていますが、箇条書きであれば全体も把握することが簡単。
箇条書きであれば、冒頭に書かれている情報を見れば、何についてまとめられているか一目で分かります。
また1つ1つの情報からも、どのような内容が書かれているか分かるでしょう。
箇条書き の書き方のルール3選
箇条書きを、使っている人も多いと思います。
実は箇条書きには、書き方のルールがあるのをご存じでしょうか。
3つ紹介します。
そろえる
まず、そろえることです。
そろえる項目は、下記の3つです。
- 見た目
- 言い回し
- 階層
例文つきで解説します。
見た目
1つ目は、見た目です。
例えば、下記のように見た目がそろっていないのはNGです。
先頭がそろっていない
カレーの材料は下記です。
・豚肉
・にんじん
・じゃがいも
・たまねぎ
改行がそろっていない
Webライティングのポイントは、下記です。
・レギュレーション(マニュアル)にそって
書くこと
・誤字脱字がないように気をつけること
・分かりやすい文章を書くために、1文は
40文字~60文字を目安にすること
言い回し
2つ目は、言い回しです。
とくに語尾の言い回しをそろえるように意識しましょう。
具体的には、動詞で終えるのか、体言止めにするのかなど、箇条書きの言い回しをそろえることが大切です。
例えば、下記のようなバラバラな言い回しはNGです。
言い回しがそろっていない
Webライティングのポイントは、下記です。
・レギュレーション(マニュアル)にそって書く
・誤字脱字がないように気をつけること
・分かりやすい文章を書くために、1文は40文字~60文字を目安にすること
階層
最後に、階層です。
情報の階層をそろえましょう。
例えば、下記のように情報の階層がそろっていない(国、首都名が混在している)のはNGです。
私がこれまでに旅行した先は下記です。
・タイ(国名)
・クアラルンプール(首都名)
・ブダペスト(首都名)
・ヨーロッパ(地域名)
・シンガポール(国名)
まとめる
2つ目は、同じ言葉をまとめることです。
箇条書きの1つ1つの項目に同じ言葉が出てくる場合は、冒頭の文章にまとめるようにしましょう。
例えば下記です。
NG例
Webライティングのポイントは、下記です。
・文章を書くときに、SEOを意識する
・文章を書くときに、分かりやすい文章を書く
・文章を書くときに、レギュレーションを守る
まとめた箇条書き例
Webライティングの文章を書くポイントは、下記です。
・SEOを意識する
・分かりやすい文章を意識する
・レギュレーションを守る
分ける
最後に、分けることです。
箇条書きには、並列で並べた情報と時系列で並べた情報があります。
例えば、ToDoなどを時系列で箇条書きにすることもあるでしょう。
同じコンテンツ(文章)で箇条書きを何度か使い並列と時系列がある場合、どちらか分かるように区別する必要があります。
そのためには、各項目の冒頭を「・」にするか「数字(1~)」にするかなど、工夫をしましょう。
まとめ
本記事では、箇条書きのメリットや書き方のルール3選を解説しました。
箇条書きは、複数の項目を1つ1つに分けて書く表現技法で、情報が伝わりやすく、全体像が把握しやすいなどのメリットがあります。
ただし、箇条書きをするときは「そろえる」「まとめる」「分ける」の3つを意識しましょう。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。