接続詞の効果的な使い方を知りたいな!
接続詞って色々あるし、どんな種類があるんだろう?
このようなお悩みはありませんか。
接続詞は、文と文をつなぐ言葉。
効果的に使うことで、前後の文章の関係を明確にし、文章にリズムを生み出します。
本記事では、接続詞の種類や一覧、使い方の注意点などを解説しますので、ぜひ最後までご覧ください。
接続詞 とは文をつなぐ言葉
接続詞とは、文と文をつなぎ、また関係を表す言葉。
自立語で活用がなく、単体で意味を表します。
具体的には「しかし」「だから」「なぜなら」などがあげられます。
例えば下記をご覧ください。
例
分かりやすい文章を書くことは難しい。しかし、勉強をすれば身につけることができる。
私はWebライダーだ。だから、SEOの勉強もしている。
接続詞 の種類と一覧
接続詞は複数あります。
本章では、代表的な接続詞の種類と一覧を解説します。
順接
まず、順接です。
順接は、前の文章に原因や理由、後の文章に結果や結論が続きます。
具体的な接続詞は下記です。
接続詞
それで、だから、そこで、そのため、このため、すると、だからこと、したがって、それゆえに、それなら、それでは、その結果、結局、このことから、このように、仮に、もしかすると
例
本日は仕事がありません。だから、私は副業をします。
逆接
2つ目は、逆説です。
逆説の場合、前の文章と逆の結果や事柄などが、後の文章に続きます。
具体的な接続詞は下記です。
接続詞
しかし、しかしながら、だが、だけど、でも、どれでも、ところで、なのに、にもかかわらず
例
Webライターは多い。しかし、月5万円以上稼いでいる人は少ない。
並立、列挙、添加、累加
3つ目は、並立、列挙、添加、累加です。
2つ以上の内容を並べたり、前の文章に付け足すときに使います。
具体的な接続詞は下記です。
接続詞
また、および、ならびに、かつ、同様に、1つ目は、~2つ目は、~3つ目は、そして、それに、さらに、そのうえ、あと、あとは、まして、ましてや、なおさら、とにかく、ともかく、ともあれ、いずれにしても、いずれにせよ
例
Webライターは、分かりやすい文章を書くスキル、およびSEOスキルが必要です。
対比、選択
4つ目は、対比、選択です。
対比、選択は、前後の文章を比べたり選ばせたりするときに使います。
具体的な接続詞は下記です。
接続詞
一方、逆に、反対に、そのかわり、それより、確かに、または、それとも、あるいは、もしくは
例
サッカーを見るか、それとも野球を見るか迷う。
説明、補足、要点
5つ目は、説明、補足、要点です。
説明、補足、要点は、前の文章を説明したり補足する文章が後に続くときに使います。
具体的な接続詞は下記です。
接続詞
つまり、すなわち、なぜなら、なぜかというと、どうしてかというと、なお、ただ、ただし、もっとも、ちなみに、実は、そもそも
例
私はラーメン屋巡りをしている。なぜなら、私はラーメンが好きだからだ。
転換
最後に転換です。
転換は、話題を変えるときに使います。
具体的な接続詞は下記です。
接続詞
ところで、さて、では、ときに
例
今日は晴れていますね。ところで、あなたは何が趣味ですか。
接続詞一覧
これまでご紹介した接続詞の一覧は、下記の通りです。
順接 | それで、だから、そこで、そのため、このため、すると、だからこと、 したがって、それゆえに、それなら、それでは、その結果、結局、 このことから、このように、仮に、もしかすると |
逆説 | しかし、しかしながら、だが、だけど、でも、どれでも、ところで、なのに、 にもかかわらず |
並立、列挙、添加、累加 | また、および、ならびに、かつ、同様に、1つ目は、~2つ目は、~3つ目は、 そして、それに、さらに、そのうえ、あと、あとは、まして、ましてや、 なおさら、とにかく、ともかく、ともあれ、いずれにしても、いずれにせよ |
対比、選択 | 一方、逆に、反対に、そのかわり、それより、確かに、または、 それとも、あるいは、もしくは |
説明、補足、要点 | つまり、すなわり、なぜなら、なぜかというと、どうしてかというと、 なお、ただ、ただし、もっとも、ちなみに、実は、そもそも |
転換 | ところで、さて、では、ときに |
接続詞 の使い方の注意点
便利な接続詞ですが、使いすぎると文章のリズムが悪くなるなど注意点があります。
接続詞の使い方の注意点を3つ解説します。
不要な接続詞を使わない
まず不要な接続詞を使わないことです。
使いすぎると、逆に文章のリズムが悪くなってしまうでしょう。
接続詞の中には、なくても意味が通じるものが多く存在します。
その場合は、使わないようにしましょう。
Webライティングの場合では「不要に文字数を増やし、報酬を上げようとしている」と嫌がられることも。
ただし、逆説は削ると意味が通じなくなるため、省略する必要はありません。
話し言葉(口語)と書き言葉(文語)に注意
2つ目は、話し言葉の接続詞と書き言葉の接続詞があるため注意が必要です。
例えば、下記です。
話し言葉 | 書き言葉 | |
順接 | ですから、だから | そのため、したがって |
逆説 | でも、だけど、ですが、けれども | しかし、だが、とはいえ |
例えばビジネスシーンなど、文章により話し言葉は使わない方がよい場合があります。
どの接続詞を使うのか、注意しましょう。
話し言葉、書き言葉について詳しく知りたい人は「【一覧あり】話し言葉 書き言葉 の特徴と違い、代表的な表現」をご覧ください。
接続詞 の後に読点(、)を打つ
最後に、接続詞の後に読点を打つことです。
読点を打つことで文章が区切れ、読みやすくなります。
ただし「なお」や「また」の後には打たないことが基本。
読点の打ち方のルールを知りたい人は「句読点 の打ち方のルール11選!意外と知らない句読点の正しい使い方」をご覧ください。
接続詞 、接続助詞、接続語の違い
接続詞と同じ効果がある言葉として、接続助詞、接続語があります。
最後に、接続助詞と接続語について解説します。
接続助詞、接続語とは
接続助詞は助詞の一部で、名詞や動詞とあわさり文章をつなげます。
例えば下記です。
接続助詞
~ば、~と、~ても、~ので、~から、~て、~けれど、~が、~ながら、
例
明日暇ならば、ご飯に行きましょう。
接続詞は単独で意味を表すのに対し、接続助詞は名詞や動詞などとの組み合わせで「接続語」となり意味を表します。
Webライティングにおいて、読みやすい1文の長さは40文字~60文字。
接続助詞や接続語を使うと、1文が長くなる原因になるので使いすぎには注意をしましょう。
まとめ
本記事では、接続詞の種類や一覧、使い方の注意点などを解説しました。
接続詞は文と文をつなぎ、関係を表す言葉です。
活用することで分かりやすい文章になる一方、使うときには不要な接続詞は使わない、話し言葉書き言葉に注意する、後に読点を打つなど注意点があります。
効果的に使い、読みやすい文章を作ってください。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。