「二重表現に気をつけて」っていわれたんだけど、
二重表現ってなに?
具体的にどんな間違いがあるのかな…
このようなお悩みはないでしょうか。
Webライティングをしていると、「二重表現禁止」という文言がレギュレーション(マニュアル)に記載されていることがあります。
二重表現は、日本語的には明確に間違いとは言えませんが、ユーザーに違和感を与える場合があります。
そのため、Webライターなど仕事として文章を書いている場合は気をつけた方がよいでしょう。
今回は、二重表現とは何か、間違いやすい二重表現についてまとめたので、ぜひ最後までご覧ください。
二重表現 とは、同じ意味を繰り返した表現
二重表現とは、同じ意味をもった言葉を繰り返した表現で「重複表現」や「重言」ともいわれます。
代表的な例として、「頭痛が痛い」という言葉を聞いたことがある人もいるのではないでしょうか。
この言葉は、「頭痛=頭が痛い」と「痛い」が重なっています。
冒頭にもお伝えをした通り、二重表現は明確に日本語として間違っているとはいえませんが、違和感を覚える人も。
二重表現になってしまう原因は、熟語の使い方を間違ってしまったり、口語(話し言葉)をそのまま文語(書き言葉)にしてしまっているためです。
【一覧あり】タイプ別間違いやすい 二重表現
それでは具体的に、タイプ別間違いやすい二重表現を紹介します。
熟語の活用で意味が重なってしまった 二重表現
まずは、熟語の活用を間違い意味が重なってしまった間違いです。
具体的には下記です。
× | 〇 |
頭痛が痛い | 頭痛がする/頭が痛い |
馬から落馬する | 落馬する/馬から落ちる |
連日○○な日が続く | ○○な日が続く |
犯罪を犯す | 罪を犯す |
被害を被る | 被害を受ける |
内定が決まる | 内定する |
あらかじめ予約する | 予約する |
満天の星空 | 満天の星 |
過半数を超える | 過半数に達する/半数を超える |
車に乗車する | 車に乗る/乗車する |
後で後悔する | 後悔する/後で悔いる |
はっきりと明言する | 明言する/はっきりと言う |
最後の切り札 | 切り札 |
いまだに未解決 | 未解決 |
収入が入る | 収入がある |
従来から | 従来/前から |
従来までの | 従来の/今までの |
射程距離に入る | 射程に入る |
最も最適 | 最適 |
今朝の朝刊 | 今日の朝刊 |
後ろへバックする | バックする |
今現在 | 現在 |
全てを一任する | 一任する/全て任せる |
違和感を感じる | 違和感がある |
見て分かる通り、同じ漢字が2回出てくるときは注意が必要です。
一つの表現で意味が重なってしまった 二重表現
これは重複表現と思われにくく日常的にも使われるため、意識しないと使ってしまう可能性が非常に高いものです。
具体的には下記です。
× | 〇 |
まずはじめに | はじめに/まずは |
だいたい○○くらい | だいたい○○/○○くらい |
約○○程度 | 約○○/○○程度 |
一番最初/一番最後 | 最初/最後 |
まとめ
今回は、二重表現とは何か、間違いやすい二重表現についてまとめました。
二重表現とは、同じ意味をもった言葉を繰り返した表現です。
ぜひ今回ご紹介した一覧も参考にし、気をつけてください。
他にも文章を書くときの注意点を知りたい人は、下記もご覧ください。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。