「こそあど言葉をあまり使わないで」っていわれたんだけど、
何でだろう?
使うときの注意点が知りたいな…
このようなお悩みはありませんか。
こそあど言葉(指示語)は、何かを示す働きのある言葉で、「ここ」「そこ」「あそこ」「どこ」などがあります。
効果的に使うことにより、文章をシンプルにし読みやすくする効果が。
例えば下記をご覧ください。
例
こそあど言葉を使わない文章
私にはお気に入りのカフェがあります。お気に入りのカフェでよくWebライティングをしています。
こそあど言葉を使った文章
私にはお気に入りのカフェがあります。そこでよくWebライティングをしています。
使っていない文章では「お気に入りのカフェ」が2回も出てきて、くどいように感じませんか。
このようにこそあど言葉には、文章を読みやすくする効果があります。
ただし使うときには注意点も。
本記事では、こそあど言葉(指示語)の種類や使うときの注意点を解説します。
ぜひ最後までご覧ください。
こそあど言葉 (指示語)の種類
こそあど言葉は「指示語」とも呼ばれ、何かを示す働きのある言葉です。
一言で「こそあど言葉」といっても、種類があります。
具体的には、下記の通りです。
品詞 | こ(近称) | そ(中称) | あ(遠称) | ど(不定称) |
指示代名詞(もの) | これ | それ | あれ | どれ |
指示代名詞(場所) | ここ | そこ | あそこ | どこ |
指示代名詞(方向) | こちら | そちら | あちら | どちら |
連体詞 | この | その | あの | どの |
副詞 | こう | そう | ああ | どう |
形容動詞 | こんな | そんな | あんな | どんな |
このようにこそあど言葉といっても、名詞の代わり(代名詞)にものや場所、方向を示すもの。
名詞を詳しく説明するものなどがあります。
こそあど言葉 (指示語)を使うときの注意点3選
こそあど言葉は、文章をシンプルにし読みやすくする効果がある反面、使い方には注意が必要です。
とくにWebライティングにおいては、あまり多用するのを避けた方がよいでしょう。
具体的に、注意点を3つ解説します。
1文目にこそあど言葉を使わない
1つ目が、1文目にこそあど言葉を使わないことです。
1文目にこそあど言葉があると、何を指しているのか分からず読者が混乱します。
例えば下記をご覧ください。
例
1文目がこそあど言葉
私はここが好きです。だからシンガポールによく来ます。
2文目がこそあど言葉
私はシンガポールが好きです。だからここによく来ます。
1文目にこそあど言葉があると、何を指しているか分からず混乱しませんか。
また2文目とつながっているのか確証が持てないのではないでしょうか。
1文目にこそあど言葉を使うのは辞めましょう。
こそあど言葉の違いに注意する
2つ目は、こそあど言葉の違いに注意することです。
こそあど言葉を使うときは「距離感」と「品詞」に注意しましょう。
距離感での使い分けは下記。
近い距離 → こ
中間距離 → そ
遠い距離 → あ
不定(不明)な距離 → ど
品詞の使い分けは下記です。
名詞の代わりに使う → 指示代名詞
名詞につなげて使う → 連体詞(例 このカフェ など)
動詞につなげて使う → 副詞 (例 こう書く など)
状態や性質を表す → 形容動詞
こそあど言葉を多用しすぎない
最後に、こそあど言葉を多用しすぎないことです。
とくにWebライティングでは注意が必要。
なぜなら、こそあど言葉が何を指しているか読者が分からなくなり混乱するからです。
本などと違い、Webコンテンツは1から全てを読む人ばかりではありません。
また流し読みをする人も多いでしょう。
そのため、こそあど言葉が何を指しているか分からなくなってしまうのです。
他にもWebライティングで避けるべき表現を知りたい人は「【初心者Webライター必見】避けるべき曖昧表現とは?例を含め一覧で解説」をご覧ください。
まとめ
本記事では、こそあど言葉(指示語)の種類や使うときの注意点を解説しました。
こそあど言葉(指示語)は、何かを示す働きのある言葉で、文章をシンプルにし読みやすくする効果があります。
ただし、使うときには注意点もあり具体的には下記です。
- 1文目にこそあど言葉を使わない
- こそあど言葉の違いに注意する
- こそあど言葉を多用しすぎない
ぜひ効果的に使ってください。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。