最近、部下(従業員)が自分の権利ばかり主張してくる、、、と感じている方はいませんか?
もしくは、この記事を読んで下さっているあなた自身が、自分の義務を果たさずに権利ばかりを主張するということはないですか?
今回は、義務と権利に関してまとめたので、最後までご覧ください。
そもそも「義務」と「権利」とは
まず始めに義務と権利という言葉に関して、再認識したいと思います。
義務とは
1 人がそれぞれの立場に応じて当然しなければならない務め。「義務を果たす」⇔権利。
引用元:デジタル大辞泉
2 倫理学で、人が道徳上、普遍的・必然的になすべきこと。
3 法律によって人に課せられる拘束。法的義務はつねに権利に対応して存在する。「納税の義務」⇔権利。
権利とは
1 ある物事を自分の意志によって自由に行ったり、他人に要求したりすることのできる資格・能力。「邪魔する権利は誰にもない」「当然の権利」「権利を主張する」⇔義務。
引用元:デジタル大辞泉
2 一定の利益を自分のために主張し、また、これを享受することができる法律上の能力。私権と公権とに分かれる。「店の権利を譲る」⇔義務。→ライツ(rights)
3 権勢と利益。
つまり、義務とは「果たさなければならない務め」であり、権利とは「主張したり要求できるもの」です。
仕事における義務と権利を考える
仕事において、義務と権利をどのように考えたらよいのでしょうか。
私は、自分がどんなことを求められているのかを認識し、果たすべき義務・上げるべき成果を上げてから権利を主張するべきだと考えています。
つまり、義務の遂行→権利の享受という流れです。
例えば、会社から給与を得ることで考えると、「仕事をする(成果を上げる)→給料をもらう」であって、「給料をもらう→仕事をする(成果を上げる) 」ではないはずです。
また、働く従業員にも権利はありますが、当然のように企業側にも権利があります。
例えば下記です。
1.賃金について → 従業員の給与を決定(変更)する
賞与・退職金などを与えるか決定する
2.有給について → 時季変更権の行使
3.雇用について → 退職勧奨・整理解雇の実施
企業側が、義務を果たさず権利ばかりを主張したら、あなたはどのように感じるでしょうか。
「相手の立場になって考える」ことは、何においても非常に重要です。
まとめ
さて、今回は会社での義務と権利に関して解説しました。
ここで言いたいのは、「職務を果たしていないのに権利を主張するのはダメです。(例えば、営業の目標を達成していないのに、有給を取ってはいけません)」と言っているわけではありません。
「義務遂行と権利主張のバランスを考える必要があります」ということです。
また、今課せられている義務(役割)以上の成果を上げることにより、権利の幅も広がるのではないでしょうか。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。