
誤字脱字でクライアントから怒られた…
確認もしているのに、なぜ誤字脱字をしてしまうんだろう。
誤字脱字をなくすためにはどうしたらいいの?
こんなお悩みはないでしょうか。
誤字脱字をするとクライアントの信頼を失い、継続案件をもらえなかったり酷い場合はクレームにつながります。
誤字脱字をなくすためのチェックの方法はたった5つ。やっていない人はこの5つを行うことが大切です。
ただし、何気なくチェックをすればよいわけではありません。
間違えやすいポイントをおさえながら、チェックをすることが大切です。
今回は、誤字脱字をなくすチェックの方法やチェックをするときのポイント、一緒に確認することをまとめたので、ぜひ最後までご覧ください。
副業Webライターはやるべき!誤字脱字をなくすチェックの方法5選


それでは早速、Webライターがやるべき誤字脱字をなくすチェックの方法をご紹介します。
執筆直後ではなく時間をあけてチェックする
1つ目は執筆直後ではなく、時間をあけてチェックをするという方法です。
執筆直後は誤字脱字があっても気づかないもの。
夜執筆したら朝チェックする、朝執筆したら昼もしくは夜チェックするなど時間をあけましょう。
こうすることにより新鮮な気持ちで文章を確認することができ、誤字脱字をなくすことにつながるのはもちろん、文章や表現でおかしい箇所も発見できます。
声に出してチェックする
次に声に出してチェックをする方法です。
黙読をすると見落としガチな誤字脱字も、1文字1文字声に出すことで気づくことができます。
また音読をすると文書のリズムなどを確認することができ、句点の位置が正しいかや別の表現に変えた方がよい・削除した方がよい言葉も気づくことが可能です。
印刷をしてチェックする
3番目に紙に印刷をしてチェックする方法です。
パソコンの画面上では誤字脱字があっても気が付かないもの。
印刷をしチェックをするさいは、マーカーやペンなどを使い、読んでいる箇所を確認しながら行うと効果的です。
他の人にチェックしてもらう
ハードルは上りますが、他の人にチェックしてもらう方法も効果的です。
自分では気づかないような誤字脱字を見つけることができます。
また誤字脱字をしやすいクセなども、他人であれば客観的に見ることで分るかも知れません。
チェックツールを使う
最後にチェックツールを使う方法があります。
人間だけではどうしてもミスが発生します。そこで、ツールに頼るというわけです。
ただし、チェックツールも完ぺきではありませんので、必ず他のチェック方法も実践しましょう。
チェックツール
【無料】
・Wordの校閲機能「スペルチェックと文章校正」
・Enno
・日本語校正サポート
【有料】
・チェックをするときのポイント


Webライターがやるべき誤字脱字をなくすチェックの方法をご紹介しました。
ただ中には、「自分は音読もしているし、時間をおいて確認している。それなのに誤字脱字がなくせない…」という人もいると思います。
そのためチェックをするときのポイントをご紹介します。
誤字脱字を見落とす原因、タイポグリセミア現象を理解する
誤字脱字が発生をする原因は様々。
ただ、確認をしても誤字脱字が発生してしまう1つの原因が「タイポグリセミア現象」です。
タイポグリセミア現象とは、文章に含まれる単語を構成する文字を並べ替えても、多くの人はその文章を問題なく読めてしまう現象のことです。
これは、人は単語を1文字ごとの理解ではなく1つの集合として視覚的に認識しており、人間の脳が単語を瞬時に予測、補正しているため、読めてしまうのです。
便利なのか不便なのか分かりませんね。
例えば下記をご覧ください。
こんちには みさなん おんげき ですか? わしたは げんき です。
誤字だらけですが、パッと見て「こんにちは 皆さんお元気ですか?私は元気です。」と読めたのではないでしょうか。
これが、タイポグリセミア現象ということです。
よくある誤字脱字を理解する
次によくある誤字脱字を紹介します。
こちらを理解しておくことにより、チェック時はもちろん執筆時も意識をすることで、誤字脱字を減らすことにつながります。
入力ミス
よく発生するのが入力ミスです。
とくに長文の原稿を一度に仕上げる場合に発生しやすいのではないでしょうか。
文字を打つことだけに集中するのではなく、内容も確認をしながら執筆を行いましょう。
漢字間違い・変換ミス
日本語には、「同音異義語」が多数存在します。
例: 「意思 医師」「校正 構成」「性格 正確」「変換 返還」
そのため、漢字の間違いや変換ミスが発生してしまうのです。
変換後の文章もしっかりと確認をしながら、執筆を行いましょう。
送り仮名の過不足
送り仮名の過不足が発生している場合もあります。
例:「〇断る ✕断わる」「〇快い ✕快よい」「✕祭 〇祭り」
これは単純な誤字脱字の場合もあり、また認識違いの場合があります。
チェックツールを活用してみましょう。
誤字脱字と一緒にチェックする項目


誤字脱字の確認はもちろんですが、Webライティングをする上で他にも確認すべき事項があります。
そのため併せてご紹介します。
- 表記揺れをチェックする(表記のばらつき)
- 文体・文末表現をチェックする
- 話し言葉が無いかチェックする
- 1行の長さをチェックする
- 差別や不快的な表現・使ってはいけない表現をチェックする
- 文章内容に矛盾がないかチェックする
基本的には、クライアント様よりいただくマニュアルに沿ってライティングをしてください。
表記揺れをチェックする(表記のばらつき)
表記揺れとは、同一記事で同じ内容の言葉を異なる表記で書くことです。
例:「メモリー メモリ」「引っ越し 引越」
表記揺れがないかキチンと確認しましょう。
文体・文末表現をチェックする
文末表現は、「~だ」「~である」で終わる文末(だ・である調)と「です」「ます」で終わる文末(です・ます調)の大きく2種類があります。
だ・である調だとかたい表現になり、です・ます調であればやわらかい表現になります。
どちらにもメリット・デメリットはありますが、文体も含めどちらにするのか統一しましょう。
また同じ文末が続くとリズムが悪くなります。
例:〇~です。~だと思います。~ではないでしょうか。 ✕~です。~です。~です。
体言止めなどもうまく使いながら、同じ文末が何度も続くのは避けましょう。
文末表現について詳しく知りたい人は、「です ます調 だ である調の特徴と文末表現のバリエーションまとめ」をご覧ください。
話し言葉が無いかチェックする
文章を書く場合、口語表現はNGです。
そのため口語表現がないかチェックしましょう。
話し言葉 | 書き言葉 |
どっち | どちら |
ちゃんと | きちんと |
でも/だけど | だが/しかし/けれども |
やっぱり | やはり |
とっても/すごく | 非常に/きわめて |
~じゃない | ~ではない |
話し言葉について詳しく知りたい人は、「【一覧あり】話し言葉 書き言葉 の特徴と違い、代表的な表現」をご覧ください。
また「ら」抜き言葉や「い」抜き言葉にも注意が必要です。
例:○今日の午後、打合せに来られるそうだ ×今日の午後、打合せに来れるそうだ
○書類に目を通しているから待って欲しい ×書類に目を通してるから待って欲しい
1行の長さをチェックする
1行の長さが長くなるほど、文章の内容がぼやけ読みにくくなります。
1行の長さは、最大でも60文字程度が良いとされています。
そのため1文が長くなりすぎる場合は、句読点の活用や不要な修飾語を削除するなど短くしましょう。
差別や不快的な表現・使ってはいけない表現をチェックする
人に不快感を与える表現、差別的な表現がないかをチェックしましょう。
読み手に不快感を与えることは、ユーザーの離脱や炎上につながります。
また法律上、有資格者でなければ使ってはいけない(記載してはいけない)表現も存在します。
これもしっかりと確認しましょう。
文章内容に矛盾がないかチェックする
大前提ではありますが、文章内容に矛盾が無いかチェックしましょう。
文章の矛盾があれば、読者は分からなくなり執筆している記事の主張も伝わりません。
まとめ
今回は、誤字脱字をなくすチェックの方法やチェックをするときのポイント、一緒に確認することをまとめました。
ポイントを意識しながらチェックをすることで、誤字脱字をなくすことができます。
また誤字脱字だけではなく、文章全体を見直すことでクライアントからの継続案件にもつながります。
小さなことですが、しっかりと意識をしましょう。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
コメント
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