せっかく記事を書いたのに、「何がいいたいか分からない」っていわれた…
一文が長いみたいなんだけど、どのぐらいの長さにすればいいの?
短くするコツってあるのかな…
このようなお悩みはないでしょうか。
Webライティングにおいて、一文の長さは40~60文字がよいとされています。
長すぎると、読む気がなくなり何を伝えたいのか分からなくなってしまうからです。
今回は、Webライティングで読みやすい一文の長さと、短くするコツをまとめたので、ぜひ最後までご覧ください。
Webライティングで読みやすい一文の長さは40~60文字
Webライティングに限らず、文章を書くときは「読みやすく、伝わりやすい文章」を書くことが基本です。
その観点から考えると、一文の長さも大切な要素。
読みやすく分かりやすい文章には適切な長さがあり、それは40~60文字程度といわれています。
一文が長いときのデメリット
なぜ一文が長いとよくないのでしょうか。
一文が長いときのデメリットを3つ紹介します。
読みにくい、読む気がしない
まずは、読みにくかったり読む気がしなくなってしまうことです。
Webライティングの場合、スマートフォンでネットコンテンツを読んでいる人も多いでしょう。
そのため、飛ばし読みをする人も多いと思います。
一文が長すぎると、読みづらい印象を与えそれだけで読者は読む気がなくなってしまいます。
もし短時間で読むことを辞めてしまった(離脱された)場合は、「よくないコンテンツ」とGoogleから認識されSEO順位が下がることも。
言いたいことが伝わらない
また文章が長すぎると、何を伝えたいのか分からなくなってしまいます。
読者は無意識のうちに、一文一文に込められたポイントを理解しながら読み進めています。
一文が長いと、ポイントがぼやけてしまうため何を伝えたいのかが分からなくなってしまうのです。
文法のミスが起きやすい
一文が長すぎると、文章の構造が複雑になり文法のミスも起きやすくなります。
とくによく起きるミスが「文章のねじれ」です。
一文が長いと、何が主語なのか、何が論点なのかが自分でも分からなくなってしまい、ねじれが起きます。
文法のミスは読者に違和感を与え、余計に「読みづらい文章」と思われてしまいます。
ねじれについて詳しく知りたい人は「係り受けとは何か分かりやすく解説!ねじれを起こさないポイント5選」をご覧ください。
一文が短すぎるのも注意が必要
一文が長すぎる場合のデメリットを紹介しましたが、短ければ短いほどよいというわけではありません。
一文が短すぎるのも注意が必要です。
一文が短すぎると、文章にリズムが生まれず読んだときに違和感を与えたり、幼稚な印象を読者に与えてしまします。
強調したいポイントや端的に伝えたいポイントは短くてもよいですが、短い文が続きすぎないように気を付けましょう。
一文の長さを短くするコツ
一文が長くなることは「文章を書くときのクセ」のようなものです。
そのため、短くするためのポイントを意識して文章を書くようにすれば、自然となおります。
それでは一文の長さを短くするコツを解説します。
無駄な言葉を削る
まず無駄な言葉を削ることです。
無駄な言葉とは、無くても意味が伝わる言葉です。
一文が長くなる原因の1つがより細かく説明をするために言葉を足しているからではないでしょうか。
不要な修飾語や接続語などが無いかを確認してみるとよいでしょう。
例えば、下記をご覧ください。
例
【修正前】
一生懸命頑張ってライティングをしましたが、とても厳しいクライアントの鶴の一声により残念ながら記事はボツになり、大変悔しい思いをしました。
【修正後】
頑張ってライティングをしましたが、クライアントの一声により記事はボツになり、悔しい思いをしました。
意味は通じ、またスッキリした印象があるのではないでしょうか。
「~で、」「~が、」など接続助詞で区切る
「~で」「~が」など接続助詞で区切ることも重要です。
接続助詞を、接続詞に置き換えることで一文を短くすることができます。
接続助詞 | 意味 | 置き換え |
~で、/~ので、 | 原因、理由 | 「だから」「そのため」などに置き換えられないか検討 |
~が、/~だが、 | 逆説、対立 | 「しかし」「ところが」などに置き換えられないか検討 |
~て、/~して、 | 並列、添加 | 「そして」「そのうえ」などに置き換えられないか検討 |
次に解説する読点(、)で区切ることも同じですが、一文が長い人はダラダラ文章を続けている場合があります。
例
【修正前】
私はWebライターとして副業を始めましたが、文章の書き方が分からないため、ライターの講座を受けようと思っています。
【修正後】
私はWebライターとして副業を始めました。
しかし、文章の書き方が分からないため、ライターの講座を受けようと思っています。
接続詞、接続助詞について詳しく知りたい人は「接続詞 の種類を一覧で紹介!例文を交え、使い方の注意点を解説」をご覧ください。
述語の後の読点(、)で区切る
また述語の後の読点(、)で区切るという方法もあります。
述語は「何がどうする、した」など主語の状態を説明する言葉で、文末にあることが多いのではないでしょうか。
一文が長くなる人の特徴として、一文に述語が複数あり長くなってしまうということが挙げられます。
箇条書きを上手く使う
箇条書きを上手く使い一文を短くするという方法もあります。
箇条書きを効果的に使うことで文章を整理することができ、読みやすい文章になります。
例
【修正前】
読みやすい文章のポイントは、PREP法を使う、難しい言葉や専門用語を使わない、一文を60文字以内にする、「てにをは」を適切に使う、文章のねじれに注意する、漢字は全体の30%程度に抑える、誤字脱字は絶対にしないことです。
【修正後】
読みやすい文章のポイントは下記です。
・PREP法を使う
・難しい言葉や専門用語を使わない
・一文を60文字以内にする
・「てにをは」を適切に使う
・文章のねじれに注意する
・漢字は全体の30%程度に抑える
・誤字脱字は絶対にしない
箇条書きについて詳しく知りたい人は「箇条書き のメリットとは?書き方のルール3選を解説」をご覧ください。
まとめ
今回は、Webライティングで読みやすい一文の長さと、短くするコツをまとめました。
一文が長すぎると、読みにくく伝わらない文章となってしまいます。
また短ければよいというわけではなく、一文の長さは40~60文字がよいでしょう。
もし一文が長くなる人は、下記を意識しながらライティングをするのはいかがでしょうか。
- 無駄な言葉を削る
- 「~で、」「~が、」など接続助詞で区切る
- 述語の後の読点(、)で区切る
- 箇条書きを上手く使う
他にも分かりやすい文章の書き方を知りたい人は「【Webライター必見】わかりやすい文章を書く人が意識しているコツ9選」をご覧ください。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。