擬態法(オノマトペ)の使い方について知りたいな…
イキイキした文章を書くために、効果的に使いたい!
このようなお悩みはありませんか。
擬態法(オノマトペ)は、音や様子を言葉で表す表現のこと。
効果的に使うことで、読者がイメージしやすい文章やイキイキとした文章にすることができます。
本記事では、擬態法とは何かや種類、効果、注意点を解説します。
是非最後までご覧ください。
擬態法 (オノマトペ)とは
擬態法(オノマトペ)とは、人や動物、モノの音や様子を言葉で表す表現のことです。
例えば下記をご覧ください。
- 休日はダラダラと過ごす。
- 今日は雨がザーザー降っているので、家で本を読むことにした。
- 隣の家の犬が、ワンワンと吠えている。
- 彼は、セカセカと家の中を歩き回った。
この「ダラダラ」「ザーザー」「ワンワン」「セカセカ」が擬態法です。
擬態法を効果的に使うことにより、短い言葉で印象的な文章を書くことができます。
擬人法と擬態法の違い
印象的な文章を書く修辞技法の1つで擬人法があります。
擬人法と擬態法の違いが分かりにくい人もいるのではないでしょうか。
擬人法とは、人でないもの、例えば自然やものを人のように表現する技法のことです。
例えば「風がソヨソヨと語りかけてくる」という文章では、擬態法と擬人法の2つが使われています。
風がソヨソヨと語りかけてくる
ソヨソヨ → 擬態法
(風が)語りかけてくる → 擬人法
擬人法について詳しく知りたい人は「擬人法 のメリットとは?例文を交えて解説」をご覧ください。
擬態法 (オノマトペ)の種類
擬態法は大きくいえば擬態語ですが、細かく下記3種類に分かれるのはご存じでしょうか。
擬声語:ワンワン、ニャーニャー、ギャアギャア など
擬音語:ザーザー、バリバリ、パチパチ など
擬態語:ダラダラ、セカセカ、イライラ など
何を表すかにより、擬声語、擬音語、擬態語の3種類に分かれます。
それでは詳しく解説します。
擬声語
擬声語は、人や動物の話す声や鳴き声を表します。
例えば下記になります。
ワンワン、ニャーニャー、モーモー、カーカー、コケコッコー、おぎゃー、ばぶばぶ、ギャアギャア、
ペチャクチャ など
擬音語
擬音語は、モノや自然が出す音を表します。
例えば下記になります。
ザーザー、バリバリ、ソヨソヨ、シトシト、ビュービュー、ガタゴト、ガシャン、バタン、パチパチ
コトコト、ミシミシ など
擬態語
擬態語は、様子や状態を表します。
とくに人の様子を表すときに使うことが多いでしょう。
例えば下記になります。
ダラダラ、セカセカ、イライラ、ハキハキ、ゴロゴロ、ワクワク、フラフラ、ガッカリ、キビキビ、ボソボソ
テキパキ、ツルツル など
擬態法 (オノマトペ)の効果
擬態法を使うことにより、読者がイメージしやすく短い言葉で分かりやすい文章にすることができるでしょう。
例えば「子供にお年玉をあげたら、満面の笑みになった」とするよりも「子供にお年玉をあげたら、ニコニコ笑った」と書いた方がイメージも浮かび、分かりやすいでしょう。
また感情に訴えかける臨場感が伝わったり、情緒的な表現にすることが可能。
上手に使うことにより、単調な文章に変化をつけることができるでしょう。
擬態法 (オノマトペ)の注意点
ただし、擬態法を使うときには注意点もあります。
まずあわない文章があることです。
ビジネス文章や論文などのかたい文章にはあいません。
このような文章で擬態法を使っていまうと、幼稚な印象をあたえてしまいます。
また使いすぎにも注意しましょう。
使いすぎると読者に「語彙力がない」と思われる可能性があります。
また擬態法はある意味、受け取り方(理解)を読者にイメージさせる方法です。
そのため、自分が伝えたいことが伝わらない可能性もあります。
まとめ
本記事では、擬態法とは何かや種類、効果、注意点を解説しました。
擬態法(オノマトペ)とは、人や動物、モノの音や様子を言葉で表す表現のことで、表すものにより擬声語、擬音語、擬態度の3種類に分かれます。
擬態法を上手に活用することにより、読者がイメージしやすく短い言葉で分かりやすい表現にできたり、文章に変化をつける、臨場感のある情緒的な表現にできるなどの効果があります。
その一方で、幼稚な印象をあたえる、語彙力がないと思われる、伝えたいことが伝わらないなどの注意点もあるので、使うときは注意しましょう。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。