かっこって色んな種類があるけど、違いはあるのかな?
どうやって使い分けたらいいんだろう…
使うときの注意点があればしりたいな!
このようなお悩むはないでしょうか。
かっこには、強調や補足などの意味がありますが、種類により使い方が違います。
また使うにあたり注意点も。
今回は、かっこの使い方や効果、注意点について解説するので、ぜひ最後までご覧ください。
かっことは
かっこは、文章で使われる「区切り記号」の一種です。
かっこと一言にいっても下記の通りさまざま。
「」鉤括弧(かぎかっこ)
『』二重鉤括弧(にじゅうかぎかっこ)
()小括弧(しょうかっこ)
【】隅付き括弧(すみつきかっこ)
<>山括弧(やまかっこ)
《》二重山括弧(にじゅうやまかっこ)
{}中括弧(ちゅうかっこ)
[]大括弧(だいかっこ)
〔〕亀甲括弧(きっこうかっこ)
基本的には文章を区切ることにより分かりやすくするときや強調、補足などを表しますが、実はかっこにより使い方や効果が異なります。
かっこ9種類の使い方や効果
かっこによる使い方や効果の違いは、何になるのでしょうか。
9種類のかっこについて、詳しく解説します。
「」鉤括弧(かぎかっこ)
まず、かぎかっこです。
もっとも使うかっこではないでしょうか。
かぎかっこの使い方や効果は下記です。
- 会話文や人の発言、心の声
- 強調
- 作品などタイトル
例
人の発言:「あなたの文章はわかりやすい」と言われた。
強調:Webライティングにおいて「かっこ」の使い方は重要だ。
作品などタイトル:Webライティングを勉強するのであれば「沈黙のWebライティング」がオススメです。
『』:二重鉤括弧(にじゅうかぎかっこ)
2つ目は、にじゅうかぎかっこです。
にじゅうかぎかっこの使い方や効果は下記です。
- 強調
- 作品などのタイトル
- 会話文中のかっこ
例
強調:『Webライター必見』わかりやすい文章を書くコツ
作品などのタイトル:『20歳の自分に受けさせたい文章講義』は非常に勉強になる。
会話文中のかっこ:クライアントから「あなたの文章はわかりやすく、他のライターも『素晴らしい』といっていたよ」と聞いた。
():小括弧(しょうかっこ)
3つ目は、しょうかっこです。
しょうかっこも使うことが多いのではないでしょうか。
しょうかっこの使い方や効果は下記です。
- 補足説明
- 注釈
- 引用元の補足
- 署名
- 読み方
例
補足説明:(副業)Webライターは、時間管理が重要。
注釈:費用は、5,000円(ただし、20代に限る)です。
引用元の補足:括弧(かっこ)は、約物の一種であるところの、区切り符号(句切り符号)の一つ。(Wikipedia)
署名:(古賀 史健・著)
読み方:括弧(かっこ)
【】:隅付き括弧(すみつきかっこ)
4つ目は、すみつきかっこです。
すみつきかっこの使い方や効果は下記です。
- 強調
とくにタイトルや見出しで使うことが多いでしょう。
例
強調:【初心者必見】テストライティングに受けるポイント
<>:山括弧(やまかっこ)
5つ目は、やまかっこです。
やまかっこの使い方や効果は下記です。
- 強調
- 文章の整理
タイトルや見出しに使われることもあります。
例
強調:<わかりやすく解説>かっこの使い方
文章の整理:<かっこのポイント>
・分かりやすい文章を書く
・強調する
・補足
《》:二重山括弧(にじゅうやまかっこ)
6つ目は、にじゅうやまかっこです。
にじゅうやまかっこも、やまかっこと同じように、強調や文章の整理で使われます。
{}:中括弧(ちゅうかっこ)
7番目は、ちゅうかっこです。
ちゅうかっこの使い方や効果は下記です。
- 強調
[]:大括弧(だいかっこ)
8番目は、だいかっこです。
だいかっこも、ちゅうかっこと同じように強調で使われます。
〔〕:亀甲括弧(きっこうかっこ)
最後は、きっこうかっこです。
おもに縦書きの文章に使い、横書きの場合はだいかっこを使います。
そのため、きっこうかっこの使い方や効果はだいかっこと同じ強調になります。
かっこを使う注意点
9種類のかっこの使い方や効果について、解説しましたが使うときの注意点はあるのでしょうか。
最後に、かっこを使うときの注意点を解説します。
かっこは全角にする
まず、基本的にかっこは全角で使うようにしましょう。
全角と半角では、かっこの意味が変わる場合があります。
また半角のかっこだと、つまっている印象があるので見た目が悪いでしょう。
あまり多くのかっこを混ぜない
あまり多くのかっこを使わないこともポイントです。
かっこの種類が多いと、読者が混乱し、読みにくい文章になってしまいます。
とくに、強調はどのかっこでも効果があるため、色々な種類のかっこを使うのは避けたほうがよいでしょう。
Webライティングの場合は、レギュレーション(マニュアル)に従うか、発注者に確認することをオススメします。
かっこ内の文末に句点を使わない
また、かっこ内の文末に句点を使わないことが基本。
これは出版業界のルールです。
例
× 「あなたの文章はわかりやすい。」と言われた。
〇 「あなたの文章はわかりやすい」と言われた。
かっこの前に句点(。)を使うか後に使うか違いがある
かっこの前に句点を使う場合と、かっこの後に句点を使う場合に違いがあります。
具体的には、文末に補足説明をする場合は句点の内側にかっこを入れます。
なぜなら、かっこの補足説明も文章に含まれると考えるからです。
ただし、引用元を補足する場合はかっこは外に出します。
例
文章内容の補足:注釈:費用は、5,000円です(ただし、20代に限る)。
引用元の補足:括弧(かっこ)は、約物の一種であるところの、区切り符号(句切り符号)の一つ。(Wikipedia)
かっこが続く場合は、かっこの後に読点(、)を使わない
最後に、かっこが続く場合かっこの後に読点(、)を使わないこともポイントです。
かっこで文章を区切る意味があるので、わざわざ読点を使う必要はありません。
不要な文字はない方が、読者も読みやすく見た目もよい文章になるでしょう。
例
× ライティングのポイントは、「読者を明確にすること」、「いきなり書き始めず、書く内容を整理すること」、「不要な文字を削除すること」などがあげられる。
〇 ライティングのポイントは、「読者を明確にすること」「いきなり書き始めず、書く内容を整理すること」「不要な文字を削除すること」などがあげられる。
まとめ
今回は、かっこの使い方や効果、注意点について解説しました。
かっこはおもに9種類あり、かっこにより使い方や効果が異なります。
また、使うにあたり注意も必要。
むやみやたらにかっこを使うのではなく、ポイントをおさえ効果的に使ってください。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。