「ポジティブ(プラス思考)に考えよう!」「ポジティブになろう!」は必ず聞いたことがあるのではないでしょうか。
また様々な自己啓発の書籍において、必ず書いてあるといっても過言ではありません。
ただ、このポジティブに関して負の側面が隠されていることをご存じでしょうか。
今回はポジティブの負の側面について紹介しますので、最後までご覧ください。
ポジティブの負の側面
ポジティブに負の側面がある、とはどのようなことなのでしょうか。
それはズバリ、「ポリアンナ症候群」です。
ポリアンナ症候群とは、1913年にエレナ・ホグマン・ポーター氏が書かれたベストセラー小説『少女パレアナ(少女ポリアンナ)』(Pollyanna)と『パレアナの青春(ポリアンナの青春)』(Pollyanna Grows Up)の主人公パレアナ(ポリアンナ)にちなんでつけられた言葉です。
少女パレアナ
著者:エレナ・ポーター
内容:父親を亡くして孤児となったポリアンナが貧しさと不幸に負けず、身の回りで自分に優しくしてくれる人たちの存在に気付いて喜ぶ『よかった探し』で、自らが置かれた絶望的な状況を受け入れつつ生きるための勇気を出す
由来の理由:パレアナの様に、「ネガティブな事態でも常にポジティブであろうとする」特徴からこの名前に選ばれたと言われている
ポリアンナ症候群とは具体的にどうゆうことなの?
ポリアンナ症候群とは、直面した問題に含まれる微細な良い面だけを見て自己満足してしまう状態です。
それにより、問題解決に至らないこと・悪い状態を想定しもしくは自分より悪い人と比較し、そうなっていないことに満足してしまうことなど、負の側面から目を逸らすことにより、現実逃避的な自己満足に陥る心的症状のことです。
つまり、良い側面だけを見て悪い側面から目を背ける現実逃避のために「ポジティブ」という言葉を使っているということです。
そうなんだ!
問題から目を背けることを「ポジティブ」と捉えてしまうのは怖いね。
もしかしたら自分がポリアンナ症候群かなと思う方、もしくは今後思われたら下記を確認してみて下さい。
ポリアンナ症候群かも知れないと思う方へ、チェック項目
もしかしたら自分がポリアンナ症候群かなと思う方、もしくは今後思われたら下記を確認してみて下さい。
ポジティブ=良い、ネガティブ=悪いと思いすぎていませんか
ポジティブだから良い、ネガティブだからダメ(悪い)という訳ではありません。
どちらも良い面・悪い面があります。要はバランスだと思います。
ネガティブなことを周りに振りまくことは良くないと思いますが、ポジティブが正しいと思いすぎてはいないでしょうか。
向上心を持っていますか
向上心を持てばよいとは言いません。
ですが、自分よりも下ばかりを見ていたらきりがありません。
現状維持は簡単ではありません。現状維持をするためには上を見続ける(向上心を持つ)ことが必要になります。
行動をしていますか
良い面を見ていても、行動しなければ意味がありません。
ポジティブに行動をすることが大切です。
まとめ
今回はポジティブの負の側面と確認項目に関して解説致しました。
ポジティブが悪い訳ではありません。ただ、ポジティブを逃げの言葉として活用するのが良くないということです。
改めて見直してみるのはいかがでしょうか。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。