句読点ってなんとなく使ってるけど、打ち方のルールってあるのかな?
このようなお悩みはないでしょうか。
句読点は、文章の終わりや区切れに打ちますが、なんとなくで打つことが多いのではないでしょうか。
実は、句読点の打ち方にはルールがあります。
本記事では、句読点の打ち方のルールや1文の数について解説しますので、ぜひ最後までご覧ください。
句読点 とは
句読点は、句点(。くてん)と読点(、とうてん)の総称で「くとうてん」と読みます。
文章の終わりや区切れに打つことにより、文章を読みやすくする効果があります。
読みずらい文章は、読者の離脱につながってしまいます。
離脱が多い場合は、SEO順位も下がるため句読点の使い方は非常に重要。
1文における句読点の数
Webライティングにおいて、読みやすい1文の長さは40文字~60文字といわれています。
そのため、1文における句読点の数は下記が目安になります。
- 句点(。) 1個
- 読点(、) 2個
とくに読点が多く、1文が長い場合は注意が必要。
読点で文章を区切ることができないか、見直しましょう。
1文の長さについて詳しく知りたい人は「Webライティングで読みやすい一文の長さと短くするコツを解説」をご覧ください。
句点(。)の打ち方のルール
文章の終わりに打つ句点ですが、実はルールがあるのをご存知でしょうか。
3つのルールを解説します。
?、!の後に打たない
1つ目は、?(疑問符)や!(感嘆符)の後に句点を打たないことです。
これは、記号が連続し読みづらくなるから。
× 句点の打ち方にはルールがある!。
〇 句点の打ち方にはルールがある!
かぎかっこ「」の文末には打たない
2つ目は、かぎかっこ「」の文末に句点を打たないことです。
このルールは意外と知らない人も多いのではないでしょうか。
もしこれまで間違えていた人は、気をつけてください。
× クライアントから「素晴らしい記事ですね。」といわれた。
〇 クライアントから「素晴らしい記事ですね」といわれた。
しょうかっこ()の前、後に打つときの違い
3つ目は、しょうかっこ()の前に句点を打つときと、後に打つときのルールがあります。
【しょうかっこの前に打つとき】
タイミング:引用元などを補足するとき
例:括弧(かっこ)は、約物の一種であるところの、区切り符号(句切り符号)の一つ。(Wikipedia)
【しょうかっこの後に打つとき】
タイミング:文末に補足説明をするとき
※かっこの補足説明も文章に含まれると考える場合
例:費用は、5,000円です(ただし、20代に限る)。
読点(、)打ち方のルール
次に読点の打ち方のルールを解説します。
Webライターをしている人は「読点は息継ぎのタイミングで打つ」といわれた(マニュアルに書いてあった)ことがあるのではないでしょうか。
読点を打つタイミングは大きく下記3種でしょう。
- 1文を短く区切るために打つ
- 息継ぎのタイミングで打つ
- 文章がごちゃごちゃしているときに打つ
読点の打ち方にもルールがあります。
それでは8つのルールを解説します。
主語が長いときに打つ
1つ目は、主語が長いときに打つことです。
読点を打つことにより、主語をはっきりさせることができます。
例
文章力が高いWebライターが、レクチャーをしてくれた。
文章の区切れで打つ(並列、逆説、条件、理由など)
2つ目は、文章の区切れで打つことです。
1文の中に、2つ以上の要素が入る場合もあるでしょう。
その場合に、文章の区切れを分かりやすくするために、読点を使います。
例
並列:私はWebライターになったが、彼はコンサルタントになった。
条件:Webライターになるためには、SEOの知識が必要だ。
漢字やひらがな、カタカナが連続するときに打つ
3つ目は、漢字やひらがな、カタカナが連続するときに打つことです。
漢字やひらがな、カタカナが連続している文章は読みづらくなります。
そのため、読点を上手く使いましょう。
例
Webライティングにおいて、わかりやすい文章を書くことが非常に重要だ。
複数の情報、名詞が並ぶときに打つ
4つ目は、複数の情報や名詞が並ぶときに打つことです。
代わりにピリオド(・)を使う人もいるでしょう。
例
Webライターになるためには、パソコン、ネット環境を準備すれば事足りる。
接続詞や副詞の後に打つ
5つ目は、接続詞や副詞の後に打つことです。
意味が伝わりやすくなるでしょう。
例
そのため、誰でも簡単にWebライティングが始められる。
ただし「なお」や「また」の後には、とくに必要ありません。
「なお」や「また」が多い文章は、幼稚な印象をあたえてしまうため、注意しましょう。
誤解釈を防ぐときに打つ
6つ目は、誤解釈を防ぐときに打つことです。
文章によっては、さまざまな意味で読みとれる場合があります。
例
黒い目の、大きな犬がいた。:「黒い目をした、体の大きな犬」と読める
黒い、目の大きな犬がいた。:「体が黒い色をした、目の大きな犬」と読める
自分が伝えたいことが、読者に伝わるように読点を使いましょう。
主語が短いときには打たない
7つ目は、主語が短いときは打たないことです。
主語や述語が短ければ、読点がなくても読みやすい文章でしょう。
例
× 私は、Webライターだ。
〇 私はWebライターだ。
ただし、あえて読点を使い主語を強調したい場合は使うとよいでしょう。
かぎかっこ「」の前後に打たない
最後に、かぎかっこ「」の前後に打たないことです。
かぎかっこで強調や区切れが示されるため、読点を打つ必要はありません。
例
× 上司から、「初心者Webライターは、量を書くことが大事だよ」といわれた。
〇 上司から「初心者Webライターは、量を書くことが大事だよ」といわれた。
まとめ
本記事では、句読点の打ち方のルールや1文の数について解説しました。
句読点(くとうてん)は、文章の終わりや区切りに打ちます。
打ち方により文章の読みやすさが変わるので、ぜひ意識して使ってください。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。