本記事では、繰り返し記号とは何かや使い方、使うときの注意点を解説します。
是非最後までご覧いただき、ライティングの参考にしてください。
【一覧あり】繰り返し記号とは
繰り返し記号とは、同じ漢字やひらがななどを続けて書くときに使う記号のことです。
例えば下記をご覧ください。
例
少少 → 少々 時時 → 時々 こころ → こゝろ
踊り字や重文、重ね字、畳字、送り字、ゆすりがな などともいいます。
繰り返し記号にはさまざまな種類があり、具体的には下記の通りです。
繰り返し記号 | 名 前 |
〃 | ノノ字点 |
々 | 同の字点 |
ヽ | 一の字点 |
ヾ | 一の字点 |
ゝ | 一の字点 |
ゞ | 一の字点 |
仝 | どう |
〱 | くの字点 |
〲 | くの字点 |
パソコンで単体入力する場合は「おなじ + スペース(変換)」で、入力することができます。
繰り返し記号の使い方
繰り返し記号は複数ありますが、実は使い方が違います。
そのため、おもな繰り返し記号の使い方を解説します。
「〃」ノノ字点
ノノ字点は数字や言葉を繰り返すときに使います。
例
Aさん → 合格
Bさん → 〃
Cさん → 不合格
Dさん → 〃
Eさん → 〃
表や手書きのときにもよく使うのではないでしょうか。
「々」同の字点
同の字点は、漢字を繰り返すときに使います。
例
少少 → 少々 時時 → 時々
「ヽ」「ヾ」「ゝ」「ゞ」一の字点
一の字点は、ひらがなやカタカタを繰り返すときに使います。
ひらがなの場合は「ゝ、ゞ」カタカナの場合は「ヽ、ヾ」を使用。
また普通の場合は「ヽ、ゝ」濁点がつく場合は「ヾ、ゞ」を使います。
例
こころ → こゝろ いすず自動車 → いすゞ自動車 バナナ → バナヽ
「〱」「〲」くの字点
くの字点は、縦書きのときに使います。
一の字点と同じように、普通の場合は「〱」濁点がつく場合は「〲」を使用。
例
か か
く く
か 〱
く →
し し
か か
じ 〲
か
繰り返し記号を使うときの注意点
繰り返し記号を紹介しましたが、現代ではあまり使われません。
とくにWebライティングにおいては、同の字点(々)ぐらいではないでしょうか。
小説やエッセイではよいかも知れませんが、使うのか、使わない方がよいのか想定している読者やシーンに応じて検討しましょう。
まとめ
本記事では、繰り返し記号とは何かや使い方、使うときの注意点を解説しました。
繰り返し記号とは、同じ漢字やひらがななどを続けて書くときに使う記号のこと。
さまざまな種類がありますが、使い方にもルールがあります。
便利な記号ですが、最近はあまり使われないので、使うときは注意しましょう。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。