モチベーションを上げたいときってありますよね。
今回は、池井戸潤さんが書かれた小説半沢直樹シリーズ「ロスジェネの逆襲」におけるモチベーションの上がる言葉をご紹介します。
最後までご覧ください。
(アイキャッチ画像出典元:https://www.amazon.co.jp/%E3%83%AD%E3%82%B9%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%83%8D%E3%81%AE%E9%80%86%E8%A5%B2-%E6%B1%A0%E4%BA%95%E6%88%B8-%E6%BD%A4-ebook/dp/B00EP942B0)
ロスジェネの逆襲のストーリー
ロスジェネの逆襲は、主人公である半沢直樹が東京中央銀行の子会社「東京セントラル証券」に出向して活躍する物語が描かれています。
大手IT企業・電脳雑伎集団から「買収計画のアドバイザーになってもらいたい」と申し入れがありましたが、部下(諸田・三木)の裏切りにより東京中央銀行の証券営業部にその案件を横取りされてしまうところから物語がスタートします。
半沢の部下(森山)の縁で買収相手の東京スパイラルのアドバイザーとなり、銀行と戦うというストーリーです。
モチベーションの上がる言葉
今回は、モチベーションの上がる言葉をまとめてご紹介します。
我々経営者は自分の生き方を見失ったらおしまいだ。どこかに解決策があると信じる勇気が必要なんだと思う。
結局、世代論なんてのは根拠がないってことさ。上が悪いからと腹を立てたところで、みじめになるのは自分だけだ。
世の中と戦うというと闇雲な話にきこえるが、組織と戦うということは要するに目に見える人間と戦うということなんだよ。それならオレにもできる。間違っていると思うことはとことん間違っているといってきたし、何度も議論で相手を打ち負かしてきた。
どんな世代でも、会社という組織にあぐらを搔いている奴は敵だ。内向きの発想で人事にうつつを抜かし、往々にして本来の目的を見失う。そういう奴らが会社を腐らせる。
君が選んだ道だろ。
総務グループがイヤなら実力で仕事を勝ち取るしかない。それができないのなら、文句をいわないでいまの仕事をこなせ。
仕事は与えられるもんじゃない。奪い取るもんだ。
オレにはオレのスタイルってもんがある。長年の銀行員生活で大切に守ってきたやり方みたいなもんだ。人事のためにそれを変えることは、組織に屈したことになる。組織に屈した人間に、決して組織は変えられない。
そういうもんじゃないのか。
だけど、それと戦わなきゃならないときもある。
長いものに巻かれてばかりじゃつまらんだろ。組織の理論、大いに結構じゃないか。プレッシャーのない仕事なんかない。仕事に限らず、なんでもそうだ。嵐もあれば、日照りもある。それを乗り越える力があってこそ、仕事は成立する。
世の中の矛盾や理不尽と戦え、森山。オレもそうしてきた。
オレが考えるべきことは東京セントラル証券の利益をどう上げるか、ということだけだ。
戻るとか、戻らないとか、そんなつまらんことは人事部が判断すればいい。
与えられた仕事に全力を尽くす。それがサラリーマンだろ。
サラリーマンは ― いや、サラリーマンだけじゃなくて全ての働く人は、自分を必要とされる場所にいて、そこで活躍するのが一番幸せなんだ。会社の大小なんて関係がない。知名度も。
オレたちが追求すべきは看板じゃなく、中味だ。
仕事の質は、人生そのものの質に直結しますから。
どんな時代にも勝ち組はいるし、いまの自分の境遇を世の中のせいにしたところで、結局虚しいだけなんだよ。
ただし、オレがいう勝ち組は、大企業のサラリーマンのことじゃない。自分の仕事にプライドを持っている奴のことだけどさ。
どんな小さき会社でも、あるいは自営業みたいな仕事であっても、自分の仕事にプライドを持てるかどうかが、一番重要なことだと思うんだ。
結局のところ、好きな仕事に誇りを持ってやっていられれば、オレは幸せだと思う。
いつもフェアなわけじゃないかも知れない。そこにフェアを求めるのは間違っているかも知れない。
だけど、たまには努力が報われる。だから、あきらめちゃいけないんだ。
嘆くのは簡単だ。世の中を儚み、文句をいったり腐してみたりする ― 。
でもそんなことは誰にだってできる。お前は知らないかも知れないが、いつの世にも、世の中に文句ばっかりいっている奴は大勢いるんだ。だけど、果たしてそれになんの意味がある。たとえばお前たちが虐げられた世代なら、どうすればそういう世代が二度と出てこないようになるか、その答えを探すべきなんじゃないか。
仕事は客のためにするもんだ。ひいては世の中のためにする。その大原則を忘れたとき、人は自分のためだけに仕事をするようになる。
自分のためにした仕事は内向きで、卑屈で、身勝手な都合で醜く歪んでいく。そういう連中が増えれば、当然組織も腐っていく。組織が腐れば、世の中も腐る。
どんな場所であっても、また大銀行の看板を失っても輝く人材こそ本物だ。真に優秀な人材とはそういうものなんじゃないか。
どこに行かされるかは知らないが、行ったところでベストを尽くす。
新人だろうがベテランだろうが、やることはいつも同じだ。
まとめ
さていかがでしょうか。
もしよろしければ、小説も読んでみて下さい。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。