最近読んだ書籍をご紹介します。
今回ご紹介する書籍は、神田昌典さん著「成功者の告白 5年間の起業ノウハウを3時間で学べる物語」です。
(アイキャッチ画像出典元:https://www.amazon.co.jp/%E6%88%90%E5%8A%9F%E8%80%85%E3%81%AE%E5%91%8A%E7%99%BD-%E8%AC%9B%E8%AB%87%E7%A4%BE-%CE%B1%E6%96%87%E5%BA%AB-%E7%A5%9E%E7%94%B0-%E6%98%8C%E5%85%B8/dp/4062810530)
神田昌典さんは、日本を代表する国際的マーケッターです。
外務省経済部での勤務・戦略コンサルティング会社・米国家電メーカーの日本代表として活躍後、経営コンサルタントとして独立されております。
また、作家として2012年、アマゾン年間ビジネス書売上ランキング第1位を獲得されました。
「非常識な成功法則」を目にしたことがある人もいるのではないでしょうか。
こちらの書籍も非常にお勧めです。まだ読んだことはない方は、是非読んでください!
今回ご紹介する「成功者の告白」は、R25編集長絶賛の書籍です。
「R25の誕生は、本書のおかげといっても過言ではありません」とR25編集長絶賛のベストセラーであり、題名通り起業のノウハウが詰まり、物語になっているので大変読みやすい書籍となっております。
また他の書籍と違うのは「成功してめでたしめでたし」ではなく、そこに付随する家庭や組織の課題・失敗も含め、独立から5年間で起こる典型的な出来事が書かれています。
起業を考えている人は、必ず読むことをお勧めします!
また組織の活性化を考えている人事部の方・コンサルタント・経営者もお勧めの書籍です。
今回はこの書籍の学びを紹介しますので、最後までご覧ください。
結論
『企業の成長にはパターンがあり、そのパターンを知る事で失敗から抜け出すことができる』
企業が成長し、成功に向かう過程にはいくつもの地雷が埋まっています。
それは仕事の中だけではなく、家庭問題になるケースもあります。
皆さんも世間で「成功者」と評される人が、離婚をしたり親子関係の断絶・家庭内暴力などのニュースを見たことがあるのではないでしょうか?
神田さんは、企業の成長と失敗には多くて3~4個のパターンしかないというのです。
このパターンを押さえておくことで、失敗から素早く抜け出せたり、回避することができます。
ポイント
この書籍では、戦略構築・マーケティング・マネジメント等々様々なノウハウが記載されております。
その中で、特に私の学びの3点を紹介します。
人間が集まるとグループができ、ポジティブなグループがあると、バランスをとる様にネガティブなグループができる
プラス思考になりすぎたり成功すると、バランスをとる様にマイナス思考の人間が生まれたり、誰かが体調不良になったりします。
これはまるでエレベーターが上がるときに、錘が下がってバランスをとるようなものです。
家庭内では、夫が成功をすると妻がネガティブになったり、子供の体調が悪くなったりします。
家庭の問題を解決するポイントは、サポートしてくれる妻(夫)に心から感謝しねぎらうこと。
できるだけ早くビジネスを軌道に乗せ、乗せたら仕事中毒になる前に家庭とのバランスを取ることです。
社員は社長の鏡
会社には社長の足りないところを顕在化させるために、問題を起こすのに最適なメンバーが集まっています。
だからこそ、働く場・企業文化を向上させなければ、企業は発展しないのです。
結果が出ない人には、給与を下げる。
もしくはクビにするという文化を形成すると、十分な給与が無ければ、社員がすぐ辞めるという文化になってしまいます。
会社が成長するためには4人の役者が必要
4人の役者とは、起業家、実務家、管理者、まとめ役であり、各役割の特徴は下記です。
- 起業家・・・創造力があり、そのアイディアを実現しようと行動する人
- 実務家・・・起業家のアイディアを具現化する人
- 管理者・・・ルールを決めたり日常業務をルーチン化することにより、効率化を実現する人
- まとめ役・・・その人がいるとホッとする存在で、会社のまとまりを良くする人
まとめ
今回は、神田昌典さん著「成功者の告白 5年間の起業ノウハウを3時間で学べる物語」に関してまとめました。
私自身は、起業家ではなく起業をするつもりもありません。
ただサラリーマンとして、「役者」の話しは大変参考になりました。(もちろんコンサルティングを行う立場でも、参考になる事は多かったです。)
もし起業する際は、この書籍に描かれているパターンを参考に、事前に対策を打つことでリスクを回避したいと思います。
今回紹介した学び以外にも、たくさんの学びを得ることができますので、気になった方は、是非読んでみてしてください。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。