やることの指示を出したのにも関わらず、行動しない部下(人)。
一度は、「なぜやらないんだ・・・?」と頭を抱えたり、怒りを覚えたことがあると思います。
なぜ、やることをやらない、もしくは出来ないのでしょうか。
今回はその理由と対策についてまとめましたので、最後までご覧ください。
指示されたこと・やるべきことをやらない(やれない)理由
人により理由は様々あると思いますが、主だった理由は下記が挙げられると思います。
- そもそもやる気がない
- 物理的にできない
- 確認のマネジメントが機能していない
- どのようにやればよいか分からない
そもそもやる気がない
任された仕事・指示を出された仕事に対して、そもそものやる気がないパターンです。
当たり前ですが、やる気が無いので行動しません。
物理的にできない
他に膨大な量の業務を抱えており、時間が無いため結果的に出来なかったパターンです。
本人の優先順位の付け方が悪く、指示を出した側と受けた側の認識に乖離がある場合もあるかも知れません。
確認のマネジメントが機能していない
C(チェック)機能がない場合に良く見受けられます。
任せた仕事・指示をした仕事の確認がなされない為、優先順位が下がり(下手をすると忘れられ)やらないパターンです。
どのようにやればよいか分からない
やることは分かっているが、それを具体的にどのように行えばよいのか分からない為、やらない(できない)パターンです。
理由は人それぞれ違ったり、その人の状況により異なります。
どの理由かを見極め、対策を打つ必要がありますね。
部下に動いてもらう為の対策
それでは上記の各理由に対して、どのような対策をすればよいのでしょうか。
「そもそもやる気がない」場合への対策
これは、指示の出し方を変える必要があります。
具体的には、「なぜやるのか」という目的を伝えるとともに動機づけをする、相手のを見極め指示の出し方(使う言葉)を変えるという方法があります。
「物理的にできない」場合への対策
これは、本当に膨大な量の業務を抱えておりできないパターンと、仕事のやり方が悪く一つ一つの仕事に時間がかかりすぎていてできないパターンが想定されます。
業務量が多い人の場合は、本当にその人がやるべき内容であるかを確認しましょう。
またその人の業務を整理し、主幹業務に集中できているか・周りの余力があるメンバーに振ることができる業務はないかも併せて確認しましょう。
仕事のやり方が悪い人に対しては、仕事の進め方の指導をしてあげましょう。
やり方が悪い人の特徴の一つは、無駄な事をしている・自分で仕事を複雑化している場合が想定されます。
「確認のマネジメントが機能していない」場合への対策
このパターンが非常に多いと感じます。
そして、これは個人の問題ではなく、会社全体の問題になっている場合が多いです。
「誰がいつ確認をするのか」まで設定し、実行しましょう。
PDCAでいうC(チェック)です。
またこの確認のタイミングは、相手のレベルや性格により変えましょう。
直前に簡単な確認をすればする人もいれば、大幅な修正の可能性がある新入社員や経験が浅い人の場合は、早めに確認を行いましょう。
「どのようにやればよいか分からない」場合への対策
人は、具体的にイメージができなければ行動しません。
「やることだけ」を指示し行動できる人もいれば、やることだけを伝えられても、「具体的な方法」が分からず行動できない人もいます。
指示を出す相手のレベルに応じて、具体的な実行策も指導しましょう。
まとめ
今回は部下(人)が行動しない理由とその対策を解説しました。
皆さんの部下が行動しない理由は何でしょうか?
またこれまで皆さんの指示の出し方に問題はなかったですか?
改めて、自分のこれまでの指示の出し方を見直し、対策を行って下さい。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。