「表記ゆれに気をつけてください」って言われたんだけど、
表記ゆれって何?
どうしたらなくせるんだろう…
このようなお悩みはないでしょうか。
表記ゆれがあると、読者が混乱してしまい読みづらい文章になってしまいます。
そのため、表記は統一することが基本。
今回は、表記ゆれの意味やよくある例、対策をご紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。
表記ゆれ の意味とは⁉
表記ゆれとは、同じコンテンツやサイトのなかで、1つの意味をあらわす言葉が複数使われることです。
日本語には、同じ意味で別の書き方をする言葉が多く存在します。
そのため、意識しなければ表記ゆれが起きてしまうのです。
例えば「会議」と「ミーティング(MT)」「打合せ」はほとんど同じ意味ですよね。
このような表記ゆれが、同じコンテンツやサイトで混在していると、読者としては「何か意味があるのかな?」と混乱してしまいます。
そのため、読みづらい文章になったり、正しく意味が伝わらない文章になってしまうのです。
どの言葉を使うかは、コンテンツを読むを想定している読者(ペルソナ)にあわせるのがよいでしょう。
例えば、比較的年配の人を想定しているのであれば、カタカナ言葉(アジェンダ、タスク、リスケなど)は避けた方がよいでしょう。
またSEOにも影響をあたえます。
最近は、検索エンジンの進歩により同じ意味の言葉を認識するようになってきましたが、表記の仕方により表示される順位が変わります。
表記ゆれ のよくある例
表記ゆれを防ぐ1つのポイントは、よくある間違いを理解することです。
そのため、よくある表記ゆれの例を10個解説します。
漢字、カタカタ、ひらがなの表記ゆれ
1つ目は、漢字、カタカナ、ひらがなの表記ゆれです。
日本語は、表記方法が主に3種あるので、どれで書いても意味は通じます。
誤字脱字ともいいきれないため、見落としがちになるので気をつけましょう。
例
表記ゆれ ↔ 表記揺れ
綺麗 ↔ キレイ ↔ きれい
カタカナの表記ゆれ
2つ目は、カタカナの表記ゆれです。
これは間違えて覚えている場合もあるでしょう。
カタカナの言葉で、小文字がなかったり濁点をつけないなども注意が必要です。
例
スマートフォン ↔ スマートホン
コミュニケーション ↔ コミニュケーション ↔ コミニケーション
ベット ↔ ベッド
送り仮名の表記ゆれ
3つ目は、送り仮名の表記ゆれです。
例
支払い ↔ 支払
見積もり ↔ 見積り ↔ 見積
数字の表記ゆれ
4つ目は、数字の表記ゆれです。
数字は、漢字表記と数字表記があるので注意が必要です。
また数字表記をする場合は、単位をどうするか、カンマ(,)をつけるかも統一する必要があるでしょう。
例
9つ ↔ 九つ
1,000円 ↔ 1000円 ↔ 千円
¥1,000 ↔ 1,000円
半角、全角の表記ゆれ
5つ目は、半角、全角の表記ゆれです。
数字でおきる場合が多いですが、それ以外にも感嘆詞(!、?)やかっこ、スペースの使い方、英語表記などでも起きるので注意しましょう。
例
100 ↔ 100
!? ↔ ⁉
・・・ ↔ …
英語の表記ゆれ
6つ目は、英語の表記ゆれです。
英語の場合、大文字、小文字、カタカナで表記するか、半角、全角はどちらにするか注意が必要です。
例
WEB ↔ Web ↔ ウェブ
SEO ↔ SEO ↔ seo
固有名詞の表記ゆれ
7つ目は、固有名詞の表記ゆれです。
とくに英語の固有名詞でゆれがおきやすいでしょう。
例
Google ↔ グーグル
Yahoo! ↔ Yahoo ↔ ヤフー
文末表現の表記ゆれ
8つ目は、文末表現の表記ゆれです。
文末表現は、「ですます調」か「だである調」のどちらかに統一することが基本です。
例
~です。 ↔ ~だ。
詳しくは、「です ます調 だ である調の特徴と文末表現のバリエーションまとめ」をご覧ください。
略称の表記ゆれ
9つ目は、略称の表記ゆれです。
省略して書くのか否かで表記ゆれが起こります。
例
楽天市場 ↔ 楽天
スマートフォン ↔ スマホ
同じ意味をあらわす言葉の表記ゆれ
最後は、同じ意味をあらわす言葉の表記ゆれです。
例
WEBサイト ↔ ホームページ
記事 ↔ コンテンツ
表記ゆれ の対策3選
よくある表記ゆれの例を10個解説した。
それではこの表記ゆれは、どうしたら防ぐことができるのでしょうか。
表記ゆれの対策3選をご紹介します。
表記ルールを作る
まず、表記ルールを作ることです。
とくに、複数でライティングをする場合や、よく使う言葉は表記ルールを定めておくとよいでしょう。
例えば、「下さい、ください」や「出来る、できる」のような一般的によく使う言葉はもちろん、自分のサイトでよく使う言葉はルール化しておくと、ミスも起こりにくくチェックもしやすくなります。
ライティング後、確認する
2つ目は、確認をすることです。
ライティング後は、必ず確認しましょう。
先ほど解説をした、よくある表記ゆれを意識しながら確認するのがオススメです。
チェックツールを使う
3つ目が、チェックツールを使う方法です。
最近は、無料のチェックツールが存在します。
ただし、チェックツールを使ったとしても、完璧に確認できるわけではありません。
そのため、自分でも必ず確認をしましょう。
確認の仕方やチェックツールについて詳しく知りたい人は「文章校正 とは?ポイント、チェックの仕方、おススメ校正ツールを解説」をご覧ください。
まとめ
今回は、表記ゆれの意味やよくある例、対策をご紹介しました。
表記ゆれがあると、分かりづらく内容が正確に伝わらない文章になってしまいます。
よくある表記ゆれの例としては、下記があり、注意をしてライティングをしましょう。
- 漢字、カタカタ、ひらがなの表記ゆれ
- カタカナの表記ゆれ
- 送り仮名の表記ゆれ
- 数字の表記ゆれ
- 半角、全角の表記ゆれ
- 英語の表記ゆれ
- 固有名詞の表記ゆれ
- 文末表現の表記ゆれ
- 略称の表記ゆれ
- 同じ意味をあらわす言葉の表記ゆれ
最後までご覧いただき、ありがとうございました。